よしもとばなな
- 作者: よしもとばなな
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/04
- メディア: 文庫
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実は私、よしもとばなな苦手だったのでし。キッチンやアムリタとか初期作品は色々読んだのですが、よくわかんないなーって感想で。たぶん私が若すぎたんだと思う。今読むと違うような気がするから今度読んでみよう。
すごーくすごーく感じたのは、私たちが操れる語彙って結構少なくて、分かりやすくしようとすればするほど言葉数も増えていくんだけど、ばななさんって少ない語数でも「ああそうだよね!それってすごく合ってる!ぴったり」という表現をしていて本当にすごい。それはやっぱり感性を磨いているからなんだろうなー。文中にもあったけど。自然でいるからこそ、なんだろうなぁ。いいなー。読んだら最近グチグチした気分とか、何か発散したい!鬱憤溜まってる!という気持ちが結構軽くなった。やっぱり本はいいな。
ちなみに愛犬ラブ子ちゃんが亡くなる時にまつわる話ではうるうる。こんな風に私も思えたらいいなー。いや、思えるようにいっぱいいっぱい色んな思い出作ろう。ニンゲンだろうがイヌだろうが、みんな死ぬ時は何にも持っていけないんだから、思い出いっぱい作らなくては!