読書感想。

ヒトゲノムを解読した男 クレイグ・ベンター自伝

こないだ借りたんだけど、分厚い＆文字みっちり。読めるのかどうか不安いっぱい。しかもこのオッサンに良いイメージがない。が、食わず嫌いはいかん！と読んでみました。最初は面白かったんだよー。生い立ちとか戦争体験とかピンチをチャンスに変える力とか運を自分で呼び寄せる意志の強さとか。研究の話も面白くて、すごいなーなんて思っていたんだけど、登場人物の多さと、途中からお金の話ばかりで…＞＜
お金ではなく良好な研究環境が欲しい！って言ってて、確かにそれにはお金が必要で。でもカネの話ばかりで、辟易。なんか固執してるように感じてしまって。。。NIHから独立したところ辺りでやめちゃいました＾＾；
多分この人商才もあるんだろうなと思いました。良くも悪くも才能があるって大変だと思う。やっぱ凡人でいいや…

夜のピクニック

そして昨日借りてきて、昨日読破してしまいました。一気に読めた。実はこの舞台になってる高校って、恩田陸の母校＝私の地元の一番の進学校なんだよね〜。この本知るまで、一高にこんな行事があるなんて知りませんでした＾＾；修学旅行がないというのは聞いていたのだけど。
なので、景色描写では「あの辺かな？」と風景を描くことができて楽しかった。なので一気に読めたかと。
内容は現実にはあり得ない、本文中でも「昼のメロドラマか？」って突っ込んでるくらいの設定だから、あまり感情移入はできなかったけど、淡い恋心とか友人同士の間の気の遣い方の描写とか、設定丸々が上手だなぁと感心。他の作品も読んでみたくなりました。
DVDでは多部未華子ちゃんが出ているらしいので借りてきて観ようかな！！

助教授ルリ子の恋

今日はこれも読んじゃったよー。自分で満足している環境から放り出された主人公が再生してく物語って女の人は良く書くよね。でも面白かったー。谷村志穂って北大農学部卒なんだねえ。高学歴理系作家に弱い私…他の作品も借りる！（どうせ学歴コンプレックスですよー）